なにも足さない。なにも引かない。ワイン作りモノ作り。

仁城さん 今週アタマにMacのHDDが逝っちゃて。
復旧してようやく落ち着いての往復書簡。
毎回仁城さんの話は興味深いけど、
今回のエントリーはかなりイイなぁ。

あの伝説のKさんに会いに行ったんだ!
僕を一人にして? ずるいよずるいよ。
次は絶対合わせてね。

もう僕たちの方向性決まったじゃない!

学校の回顧録ばかりで申し訳ないんだけど、
大学の時の一般教養の授業で、
『ドラえもんのどこでもドア』を例に
『日常の足すことと引くこと』について
熱く話してくれた先生がいたなぁ。

たまに思い出すけれどその事。
名前も顔も忘れちゃったけど。

よくさ街にさモニュメントあるじゃない?
石像とか、彫刻とか。
あれって足す行為じゃない?
元々はない道にモノを足すんだから。

「足した分をどこかで引けよ!みっともねえんだよ!」って先生。

んでドラえもんのどこでもドアって
扉を開ける前の存在って足す行為なのね。
そして、扉をあけて向こうの世界の風景が見えるじゃない?
その風景って足すじゃなく引くなんだよね。

今いる風景を切り取ったから。

「だから君たちもこれから芸術目指すんだったら
そういうことを気にしないと駄目だよ」って。

「なんでもかんでも道路のモニュメントの用に
足してばっかりなんかしちゃ全然ダメ」って。

「自己主張?!まずはどこか引けよ」って。

まぁしかし。 日本っていう国は
ここまでやるかっていうぐらい足しちゃってるよね。
屋外広告とか最悪だよね。

『なにも足さない。なにも引かない。』
すごくイイフレーズだけど、

これからは引く時代だよ。
ポジティブにさよならの時代。

 

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